事業報告ニュースレターvol.15発行のお知らせ

日頃より当協会をご支援いただき、誠にありがとうございます。
9月にゲーム保存協会10周年を迎えることとなり、皆さまの日頃の応援の賜物と厚く御礼を申し上げます。

さて、毎年秋に発行しております、事業報告のニュースレターvol.15を発行いたしました。
2020年度の活動報告・会計報告、また2021年度の活動計画についても掲載しております。
どなたでもご覧いただけますので、この機会に当協会の活動を知っていただく機会となれば幸いです。

→デジタル図書館・事業報告はこちら

ニュースレターの郵送ご希望の方につきましては、10/11週以降に発送手続きを行う予定です。
到着までいましばらくお待ちください。

 

■サポーター会員のニュースレター受け取り方法変更ご案内
ご登録時、レターの受け取り方法をPDFもしくは、
郵送・PDFのいずれかをお選びいただいております。ご登録後に受け取り方法変更をご希望の場合、マイページの「個人情報の変更」からお手続きをお願いいたします。

 

ゲーム保存協会は、前年に引き続き、2021年度文化庁メディア芸術アーカイブ推進支援事業の助成を受け行うことが決定しております。
活動11年目を迎え、ま皆さまにご支援いただけるよう活動を継続してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

名ゲームクリエイター外山雄一さんがゲーム保存協会の名誉会員に加わりました

この度、ゲーム保存協会では、80年代から多くのゲーム開発に携わり、今もゲーム業界で活躍している外山雄一さんを名誉会員としてお迎えすることになりました。

名誉会員とは

ゲーム保存協会では、ゲームソフトやハードウェア、雑誌や書籍などを収集するだけでなく、こうしたものを作っていた当時の第一線のクリエイターの皆さんとの輪も大切にしています。人がいなければ文化は生まれません。名作ゲームの裏には、必ず、一人一人のヒューマンドラマがあるのです。人の足跡を記録し、証言を記録することも大切なゲーム保存活動である、との思いから生まれたのが、ゲーム保存協会の「名誉会員」制度です。

外山雄一さんについて

外山さんは現在はタイトーに在籍し、「スペースインベーダー インヴィンシブルコレクション」等のディレクターとして活躍中です。
当協会制作のドキュメンタリー「芸夢 [gei・mɯ](ゲイム)」にご出演いただくご縁があり、ドキュメンタリー内では外山さんが子どもの頃に遊んだビデオゲームのお話し、アマチュア・プログラマーとしての最初の作品、ご自身が開発に携わったゲームに関する思いを語っていただきました。
今回改めて当協会のゲームを文化として次世代に残すという活動方針への賛同をいただき、この度、名誉会員として当協会への参加をご快諾くださいました。

ゲーム保存協会を応援する外山雄一さんからのメッセージや略歴は、こちらのページでご確認いただけます。

名誉会員 外山雄一

 

ドキュメンタリー「芸夢 [gei・mɯ](ゲイム)」公開中

ゲーム保存協会では作者側でのゲームの歴史を残すことを目的として、当時のゲームクリエイターにインタビューを行ってまとめたドキュメンタリー映像を制作しています。第一弾は、「外山雄一~近代のリアルタイムストラテジーゲームのパイオニア~」。
この機会に、皆さまぜひご視聴ください。

 

 

ゲーム文化の歴史に貢献された方からの応援は、活動を続ける私たちにとって、とても心強いものです。
未来にゲームの歴史をしっかりと伝えていくために、一つでも多くの資料を残し、一人でも多くの方と協力して取り組みたいと考えているゲーム保存協会。取り組みへの参加方法は様々です。今後も名誉会員に参加いただける方が増えるよう、透明性を保った団体運営と真摯な活動展開を維持してまいります。

ぜひ今後のゲーム保存協会の取り組みへのご支援ご協力をよろしくお願いいたします。

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写真:Nicolas DATICHE

2017年展覧会「ファルコム黎明期」を会員限定で公開

ゲーム保存協会・広報担当です。
ご挨拶が大変遅くなりましたが、昨年は当協会への多大なご支援をありがとうございました。
今年は当協会・設立10周年。引き続き活動に邁進してまいりますので、本年もご支援のほどよろしくお願いいたします。

日頃よりご支援いただいている会員の皆さまへ感謝の気持ちを込めて、2017年7月22日(土)に開催された特別講演「伝説のゲームクリエイターに聞く第2弾」と同日開催された展覧会「ファルコム黎明期」を会員限定で公開いたしました。
昨年12月に予告してから、お待たせしておりました。

イベント当日は、全29作品の実物パッケージを作品説明とあわせて展示いたしましたが、今回Webコンテンツ化するにあたり、時間をかけてパッケージ画像の修復作業を行っております。会場で実際にご覧になった方も、改めて大きなパッケージ画像をご覧いただくことで、違った感動が味わえるのではないでしょうか。
遠方でイベントに残念ながら足を運ぶことができず、都合がつかなかった方、当協会の活動を知らなかった方でも、ご自宅のWeb上でゆっくりご覧いただけますので、どうぞお楽しみください。

デジタル展覧会
ファルコム黎明期-初期のゲームソフトを振り返る-

ギャラクティック ウォーズ1

日本ファルコム発のゲームソフト「ギャラクティック・ウォーズ1」。左は店舗版、右は市販版と異なるパッケージ

日本ファルコム株式会社は、1981年3月に設立され、現在でも「イースシリーズ」「軌跡シリーズ」等で多くのファンを持つ老舗メーカーです。
設立
当初はコンピューター導入のコンサルティング等を行っていたが、同年7月に米国アップル社の公認代理店として「コンピュータランド立川」を設立、アメリカから輸入したハードウェアと共にビジネスソフト/ゲームソフト類の販売を行っていました。そうした中、コンピュータランド立川の顧客が持ち込んだゲームソフト類を店頭で販売し始めたのが、現在のゲームソフト開発を行う日本ファルコムの源流となっています。

今回公開したコンテンツでは、イベント当日に展示した、貴重な第一弾のゲーム作品「ギャラクティック・ウォーズ1」や「ぱのらま島」などの貴重な初期作品の修復バッケージ画像を作品説明とあわせてご覧いただけます。
日本ファルコムの黎明期となるゲームに興味がある方は多くとも、実際にプレイされたことがある方はあまり多くはなく、あまり情報を得る機会も少なかったのではないでしょうか。ぜひこの機会にご覧いただき、作品への理解を深めていただければ幸いです。

→【会員の方】デジタル展覧会を見る(要ログイン)
デジタル図書館>サポーター会員限定コンテンツ>2017年 特別展示「ファルコム黎明期」からご覧ください。

→【非会員の方】サポーター登録をする
一般の方は、新規サポーター登録で当協会にご支援いただくことで、会員限定コンテンツをご覧いだけます。

【展示作品】

  • ギャラクティック・ウォーズ1〔銀河戦争〕
  • コンピュータ・ザ・ゴルフ
  • スーパー四人麻雀
  • コスモファイターⅡ
  • バードランド
  • ホラーハウス
  • ぱのらま島
  • 女子大生プライベート
  • モンスターハウス
  • SSGN潜行特攻作戦
  • スーパーホロスコープ漢字版
  • 異次元からの脱出
  • 狂気の館 〔ホラーハウスⅡ〕
  • デーモンズリング 〔魔王の指輪〕
  • 北の脅威
  • ドラゴンスレイヤー
  • アステカ
  • ザナドゥ 〔ドラゴンスレイヤーⅡ〕
  • ザナドゥ・シナリオⅡ
  • ロマンシア 〔ドラゴンスレイヤーJr.〕
  • 太陽の神殿 〔アステカⅡ〕
  • イース
  • ドラゴンスレイヤーⅣドラスレファミリー
  • ソーサリアン
  • イースⅡ
  • シナリオVol.1 〔ソーサリアン追加シナリオ〕
  • ユーティリティーVol.1 〔ソーサリアン・ユーティリティー・ディスク〕
  • シナリオVol.2 〔戦国ソーサリアン〕
  • シナリオVol.3 〔ピラミッドソーサリアン〕

※Web公開およびパッケージ修復の観点で、一部当時の展示と異なる機種のパッケージ画像を掲載しているものがこざいます

 

2017年特別講演 「伝説のゲームクリエイターに聞く」第2弾公開中

ゲスト:木屋善夫氏、山根ともお氏、新井創士氏

展覧会で作品理解について深めた後は、イベント当日行われた特別講演「伝説のゲームクリエイターに聞く第2弾」のコンテンツもあわせてご覧になってみてはいかがでしょうか。

スタープログラマーとして名を馳せたゲームプログラマーで当協会・名誉会員の木屋 善夫さん、同社でグラフィックデザイナーを担当した山根 ともおさん、そして、当時から親交のあったログイン元編集長・新井 創士(ほえほえ新井)さんのお三方をゲストに招いた講演を一言一句、文字で記録したものをWebコンテンツとしてご覧いただけます。
当日映写スライドや、後半は貴重な「ギャラクティック ウォーズ1」「ぱのらま島」のゲーム動画など、3時間以上に渡るイベントの臨場感を再現したボリュームたっぷりのコンテンツです。

→【会員の方】講演コンテンツを見る(要ログイン)

デジタル図書館>サポーター会員限定コンテンツ>2017年 特別講演 からご覧ください。

 

当協会では、ゲーム作品を作った人の足跡を記録し、証言を記録し、後世に残すことを目的として、ゲームクリエイターの方をゲストにお迎えし年に1回イベント講演「伝説のゲームクリエイターに聞く」を開催しています。
2020年は残念ながらコロナ禍の影響で開催を見合わせましたが、イベント講演はサポーターの皆さまによるご寄付・ご支援にによって実現しています。

保存活動は、完全無償のボランティアがいても、工具や器材の購入、また週何日も続く作業を完全に無給でできる余裕のある人は少なく、お金がなければ活動は継続できません。
国や企業からのサポートもまだ不足しており、皆さまからのご支援が少しでも必要です。
未来へゲーム文化と歴史を遺し、多くの人に伝えることができるよう、当協会への活動ご支援をご検討いただけますと幸いです。